11月4日 友引
待ちに待った小屋の材料が蛤浜に!!!

もちろん取説などあるはずもなく、一緒にもらった図面とにらめっこ。
誰も本職でないため理解するのに少しばかり考えます。
どうやら
南北に1・2・3・4...、東西にい・ろ・は・に,,,
と碁盤の目に表記してあるようです。
ちなみに「ろ2」は右上の角から左に2つ目、下に2つ目ってことになります。
この法則がわかれば、とりあえず土台を全体に振り分けます。

そして仮に組み上げてみて、基礎と固定するボルトの位置に穴を開ける。

接合部分は、工場で加工されカケヤ(大工の源さんが担いでる大きなハンマーです)で叩くとパコパコとハマっていきます。

あーでもない、こーでもない。
あっちが当たってる、こっちも限界。
並べて穴を開けるまでは順調に来たのに、ここで壁がたちはだかり、数時間。いつの間にか日も暮れ、予定の2割程度で初日終了。
翌日に挽回すべく、夜はいろいろと情報集め、決戦に臨みます。

情報収集の甲斐あって、2日目は順調に進みました。

ボルト穴をあけ、位置が決まったところで防腐剤を塗ります。
ホントは、蛤浜で作った柿渋で防腐処理したかったんですが・・・あと3年も待てませんでした(笑)


土台を組んだら水平を出していきます。
プロの基礎屋さんだったらコンクリートが綺麗に水平が取れていて、この工程は必要ないかもしれません(汗)
あくまで作っているのは はまぐり堂のスタッフなのでご愛嬌。


普段の生活で、1°とか1mmとかあまり気にしませんが、建物に関してはこの誤差が顕著に出てくるので、しっかりと時間をかけて修正していきます。
初日、出遅れた分を取り戻し、2日目終了。
3日目はいよいよ柱の建て方です。
個人的にお手伝いを募集したところ、はまぐり堂高見で販売しているFUNADEのオーナー 鉄兄と絆JAPANの笠原さんが助っ人に来てくれました。
また図面とにらめっこ。
柱を全周に振り分け、倒れないように控えを取りながら一本ずつ建てていきます。


柱を建てたら、ポコッポコッと梁を納めていきます。




梁も全周繋がったら、四隅に火打梁(振れ留め的役割)を入れて、連結金具を配置していきます。
驚くことに、柱から火打梁まで一つも金具を使っていません。カケヤだけでここまで組めるなんてビックリですね!!!
そんなこんなで、3日目は成果が目に見えて上機嫌で終了。
11月7日 大安
記念すべき棟上げです!
柱の垂直を見て、配置した金具を緊結していきます。


柱と柱の間に壁の下地となる間柱と筋交いを配置し、棟の材料を梁へ。
束を立てて上棟していきます。



見えないものが形になってくるとワクワクしますね!