こんにちは、スタッフ前田です!
先日、お休みをいただいて、登米市の新田地区で行われた「食の文化祭」へ行ってきました。
この「食の文化祭」は、10年ほど前から東北の各地で取り組まれている活動です。
地元のお母さんたちに、普段家庭で作っている料理を持ち寄ってもらい、ずらりと並べて展示し、
最後にはみんなで試食するという、とても素敵な取り組みです。
こうして展示することにより、普段は見ることのできないお母さんたちの手料理から、
地域の食の豊かさや、お母さんたちの暮らしの知恵が浮かび上がってきます。
今回「食の文化祭」が行われた新田地区は、蓮祭りや雁の渡りでも有名な伊豆沼のある地域。
お母さんたちの手料理にも、伊豆沼の蓮根を使った料理が多く見られました。
今回の取り組みの中心となった伊豆沼農産の佐藤裕美さんは言います。
「新田地区は、現在ゆるやかに高齢化をたどっていて、
今お母さんたちの暮らしの知恵を受け継いでいかないと、
その文化はどんどん失われていってしまいます。
お母さんたちは、何年も何年も、365日の食卓を作り続けていて、
そこにはたくさんの知恵や技があります。
毎日の食卓という、ささやかでもとても大切なものを、伝え続けるためにも、
こうした取り組みを続けていきたいと思っています」
「たいそうなものは出してないのよー」とお母さんたちは口を揃えておっしゃってましたが、
佐藤さんが言う通り、たくさんの知恵のつまった料理が、食の文化祭には並んでいました。
はまぐり堂のお惣菜にも、新田の家庭料理の一品を、ぜひとも登場させたいと思います。
あったかい気持ちになる、お母さんたちの文化祭。
また来年も、ぜひ遊びに行きたいと思います!